経験を重ね看護が楽しくなってきた頃、人生を終えいく肺がん患者さんとの出会いがありました。
投げかけられた言葉に何一つ答えられずその場に立ち尽くしてしまいました。そこから人生を終えるということについて考え始めるようになりました。
患者さんやご家族の心からの笑顔を見ることができたとき。さまざまな感情を抱えながらも、患者さん自身が、またご家族が自分の人生について話してくださったとき。人生を終える患者さんとそのご家族の力を感じたとき。スタッフが悩みながらも緩和ケアを実践している姿を見た時にとてもうれしく感じました。
患者さんが大好きなので、私自身がお別れの時がとても辛いです。
院内はもちろん、在宅を含め様々な施設でも緩和ケアが提供できる臼杵市を目指します。
食べたいのに嚥下障害で食べられない60代の男性との出会いがありました。「口から食べたい!」「コーヒーが飲みたい!」という気持ちをどう支援できるか考え、まずは口腔ケアの必要性を感じたことです。
認知症で開口を拒否する方に、信頼関係を大切にして関わっていき、私がケアをすると口を開けてくれるようになりました。
「食べられない」と判断された方が口腔ケアを通じて、「食べたい」「飲みたい」という欲求を満たせるようになったときにやっていて良かったなぁと感じました。
誤嚥性肺炎が改善して退院しても、再入院する患者さんをみたときに上手くいかないなぁ・・・と思ってしまいます。
一人でも多くの方が口腔ケアを通じて、口から食べる喜びを感じて頂けるように支援したいと考えています。
委員会発足時に、師長から勧められました。
栄養を検討して食事摂取が進んで、病状が改善した患者さんを見たときや褥瘡委員と協働して褥瘡の治癒が出来たとき嬉しく思います。
急性期の治療中に早期の栄養管理や介入がなされず、急性期を脱しても栄養状態の回復が困難となった時はとても残念な気持ちになります。
食欲のわく食事内容の検討は難しいですね。
早期に栄養経路の確保ができるように伝えていきたいです。
また、地域への新しい情報の伝達や困りごとの相談に対応できるよう、栄養ガイドラインを各部署へ周知し院内のレベルアップに努めていきたいと思います。