地域ケア会議

高齢になっても住み慣れた地域でいつまでも元気に暮らしたい！その願いを叶える助けとなるのが介護保険制度です。介護保険制度で利用できるサービスには、さまざまなものがありますが、元気に生き生きと暮らしていくためには、これらのサービスを過不足なく効果的に利用していくことが大切です。自分の状態にあっていないサービスを利用していると、今自分でできていることができなくなってしまうなど、かえって健康を損なう恐れもあるため注意が必要です。

そこで、臼杵市では平成25年4月から介護保険制度のよりよい活用を目的として、地域ケア会議を定期的に開催しています。

地域ケア会議では、ケアマネジャー、サービス事業所、行政職員が協力し医療・保健・福祉などの専門職からのアドバイスを参考にしながら、一人一人の心身機能の状態や環境等に合ったサービス利用について検討します。
専門職のアドバイスを受けることにより、的確な視点を得る事ができ、より効果的な支援に繋がっています。結果として、状態が改善し、元気に自立した生活を行えるようになった方が増えています。

※地域ケア会議には理学療法士、作業療法士、管理栄養士、歯科衛生士、薬剤師、保健所の保健師等が専門家として会議に参加しています。

＜机の配置を円にした訳＞
当初は、通常の会議スタイルで行っていましたが、ケアマネジャーや事業所側から、責められている感じがする、圧迫感を感じる等の意見をいただきました。
その意見を踏まえて、机の配置を限りなく円に近い形にする事で、全員が顔を見ながら話をすることが出来、同一の立場で対象者のより良いケアプランに繋がるようにたくさんの意見が飛び交う会議に成長しています。